以前、職場で嫌がらせを受けたときの話を書きました。
この記事を書いた当時、私はまだ自分の気持ちの整理がつかなくて心がモヤモヤがしていました。
自分のモヤモヤを吐き出すため、また私と同じように嫌がらせを受けている人に向けて記事を書いてみました。
現在は自分の中でだいぶ消化できて、怒りもおさまってきたと思います。(時々、思い出すと一瞬気持ちは落ちますが。)
私自身、この件はハローワークに提出した申立書のやり取りで終わりだと思っています。なので、前の職場に何か期待したり求めることはないです。
【2022/11/9:追記】*****************************
上記の「職場で嫌がらせを受けたときの話」の「振り返って思うこと」に書いた通り、仕事を辞めるのは全然ありだと思っています。
ストレスかかりすぎると最悪病気になっちゃうので。
以前、私は測量会社に勤めていたのですが、同期で入った営業の方が入社2日目に辞めたことがあって、当時の私はなんでその人は一日で辞めるのかが良くわかっていなかった。
後になって考えてみれば、その営業の方はこの会社はおかしいと気がついたのですぐに辞めたのかなと…40代後半のベテランの営業職の方だったので、今まで色んな人と接してきて世の中の事よく知っていたのだろうし、色々と分かったんじゃないかなと。
仕事をすぐに辞められない理由がある人もいるかもしれないので、一つの方向として辞めるのも全然あるよっていう(´∀`)
あと、体調(メンタル)悪くてやめた時は、ハローワークに離職票を提出する時、離職理由の欄で
「特定理由離職者」
Ⅱ 以下の正当な理由のある自己都合により離職した者
(1) 体力の不足、心身の障害、疾病、負傷、視力の減退、聴力の減退、触覚の減退等により離職した者
を選択すれば、2ヵ月の給付制限期間が免除されるのですぐに休めます。
※医師の診断書などが必要なので、病院で診断書を書いてもらう必要があります。
ネットに詳しく書いているとおもうので、気になったら調べてみてください。
参考にハロワの「特定受給資格者及び特定理由離職者の範囲の概要」を貼っときます。
私も最初は「特定理由離職者」にしようかなと迷ったのですが、最終的に異議申立を行うことにしました。
なんか何もしないと後でモヤモヤが残るなと思ったのでやってみたけれど、それが結果としてよかったのかは分からない。
当時お世話になったメンクリの先生も診断書を書いてくれると言っていたので、そっちの道もあったなぁ…と思い返すことも正直何度かあった。
もう終わったことなので、たぶん悔いはない(笑)
今回は異議申立書の作成についての記事を書いていますが、別に会社に喧嘩を売ろうという内容ではなく、私が実際に行った書類(異議申立書)の作成について書います。
嫌なことは嫌と伝えるのはひとつの方向としてあると思っています。
上記の測量会社に同期で入った営業職の人じゃないですが、さっと辞めるのも全然ありだと私は思ってます。また、色んな理由ですぐに辞めることができない人もいることも分かります。
会社は身体の調子が悪くなっても責任をとることはないので、自分の身を守るためにも無理はしないでほしいです。自分を大切にしてあげてね。
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今回は、今年5月にハローワーク(以下、ハロワ)へ提出した異議申立書のデータが手元に残っていたのを思い出したので、前回の補足資料として一部を載せることにしました。
ちなみに、退職願提出は1月中頃。退職は2月末。ハロワへ異議申立書提出は5月初め。
自分で作成した「退職願」「異議申立書」について書いてみようと思います。
たぶんネットで調べると情報がたくさん出てくると思いますので、気になる方は探してみてください('ω')
※内容詳細では、組織の内部や業務内容なども色々と書いているのであまり載せないほうがよいかなと思いました。ですので、私はこのように書類を作成しましたという内容にしています。
①【退職願】
退職願は退職する前に人事へ提出する書類。
退職願や退職届とか、ちょっとややこしい・・・。
もし、退職理由が”会社都合”なのに、”自己都合”と退職願に記載するように言われても書かないほうがいいです。ここで”自己都合”と書くとハロワに行った時、自己都合→会社都合へ変わるのが難しいと、以前相談窓口でうかがったことがあります。
私の場合は、職場の退職願が決まった形(自己都合)であったため、人事から許可を得てWordで作成しました。
人事の方から「ハラスメント」という言葉は使わないで欲しいとの要望があったため、「就業環境の悪化による心身の不調により」という言葉でハラスメントを表現しました。(今見ると…あんまり表現できてないかも(;´∀`))
1月中頃、退職願が受理される。
有休消化を使い切って退職。
私の職場は有給休暇をちゃんと消化させてくれたのでそこは良かったと思いました。
有休を使わせてもらえないところもあると聞くので、事前に有休消化について調べておくといいかもです。
自宅へ離職票が届く。
離職区分が「4D:正当な理由のない自己都合退職」だったので、ハロワに異議申立を行う。
ハロワの担当者から、異議申立書の作成と提出について説明を受ける。
異議申立書は、情報や見本がなかなかネットで見つけられなかった。(私の探し方が悪かったのかな(;´∀`))
私は特にハリネズミのイラストがあるページが参考になった。
あとは、離職以外の申立書なんかも参考にした気がする。
書類作成中に、異議申立書の書き方でハロワの担当者の方にいくつか質問したけれど、親切に教えてくれた。
ハロワに提出した異議申立書の内容は下記の通り。
- 離職理由申立書 : 離職理由を記載した申立書
- 内容一覧 : 内容詳細の箇条書き一覧
- 内容詳細 : 内容の詳細(具体的な経過を書いた)
- 音声書き起し : ボイスレコーダーの音声を書き起したもの
- 証拠資料 : メールや議事録など、当時書き留めた手帳やメモのコピー
②-1【離職理由異議申立書】
※画像は下の部分が切れているけれど、特に何も記載していないです。(枠線のみ)
離職理由を記載した申立書。
私の場合は、「退職勧奨(追い込み型退職)」が行われたことが、離職理由として申立てを行いました。
特に決まった形があるわけではなかったので、ネットでいくつか申立書を探してきてそれを真似して作成。
②-2【内容一覧】
内容詳細の箇条書き一覧表。
内容詳細のみだと読みにくいとのハロワ担当者様からアドバイスをもらい作成。
本当はもっと簡潔に書けるのかもしれないけれど、実際に作ってみたらけっこうぐちゃぐちゃになってしまった。年度順に書いてみる。
でも、作ってみたら内容詳細を読むより分かりやすいと思った。(Wordで作成)
<令和2年>
- 担当業務で使用しないサーバの管理を依頼される。
上司・同僚から古いサーバの管理を依頼されました。
古いサーバ管理をお断りする理由をお伝えしたが、聞き入れていただけませんでした。
後日、議事録には「業務指示を拒否した」と受け取れる書き方をされました。また、お伝えした理由も記載されていませんでした。議事録の修正を依頼したが、修正していただけませんでした。
- 登録システムの機能が一部使用できなくなる。
新しいサーバ導入後、登録システムの「医療機関コード変換」機能が使用できなくなりました。
上司・同僚がシステム会社へ連絡すると、オラクルの関係でエラーが出ることが判明しました。
1年後、動作確認表には動作正常と記載されていたため、上司・同僚にエラーについて質問をしました。回答は疑問の残るものでした。また、今後はこれ以上質問をしないようにと言われました。
<令和3年>
- 登録システム(試作中)の改善をお願いしたが改善してもらえない。
担当業務の登録システムをExcelで作成することになりました。(作成者:職員S氏)
試作されたシステムを確認すると改善点が見つかったため、作成者へ改善をお願いしました。しかし、期日の関係で改善していただけませんでした。また、動作テストは通常業務が忙しいにも関わらず処理数の多い月を依頼されました。後日、登録システムの作成は中止されました。
- 勤務評価について減点理由の具体例をすぐに教えてもらえない
評価面談にて、評価点が契約更新可能な点数以下に減点されました。(40点未満)
減点理由は「コミュニケーション不足」だった。上司に具体例を確認すると「退室時に同僚への連絡をしていない。」とのことでした。後日、他の具体例について確認をしたが返事がなかった。1週間後に催促をすると返事が来たが、内容が抽象的なものばかりだった。その後も具体例を確認したが、しっかりとした回答はいただけませんでした。
- 業務で使用するプリンターが使用できなくなる。
業務で使用している共有プリンターから印刷できなくなりました。
同僚が修理に来ましたが直りませんでした。そのため、業者に依頼することになりましたが上司より印刷用途について確認が行われ、「修理は急がない」という理由で業者に依頼することは中止となりました。その後もプリンターは修理していただけませんでした。
- 上司へ同僚について注意をお願いしたが対応してもらえない。
同僚から業務連絡がもらえないことがあり、上司へ同僚について注意をお願いしました。
しかし、「もう過ぎたことだから。」と言われ対応していただけませんでした。
数か月後に同僚の生活音(ドアや机の開閉音)が大きくなったため、上司へ同僚に注意をお願いしました。「当人同士で解決するように」と言われ対応していただけませんでした。同日中に私から同僚へ連絡(注意)を行いました。
- 自己評価を下げるように求められる。
自己評価を提出すると、上司から「点数が高いのでは」と指摘されました。
目標を達成していたため問題ないと思い、点数を訂正せずに自己評価を提出しました。
中間評価の面談で、点数が高いので低くすることを薦められました。翌日、私は自己評価の点数が高いと思い点数を下げて再提出しました。すると上司より再び点数についての指摘があったため、さらに点数を下げて再提出しました。
- 指導改善書に署名を求められる。
ミーティング中、同僚より皆の前で注意を受けました。
翌日、上司と話し合いが行われ指導改善書が作成されることになりました。指導改善書の内容を確認すると、疑問点があるため修正を依頼しました。後日、指導改善書について第三者に相談したいと上司に相談すると、指導改善書から三者面談に変更されました。
- ミーティング記録(誤解を与える内容)の修正を何度かお願いしないと聞き入れてもらえない。
ミーティング記録について、事実でない誤解を与える表現が見られたため修正をお願いすることが数回ありました。修正をお願いするも一度で全て修正していただけず、数回に分けて修正が行われました。同僚に「中立的に書いて欲しい」とお願いすると「(同僚が)そう思ったから書いた。」と言われました。また、修正をお願いしている時も圧迫面接のような事をされ、ミーティング記録を2種類作成したものなどもありました。中間評価では、ミーティング記録の修正依頼を止めるように注意を受けました。
- 虚偽の内容で中間評価を減点される
中間評価の三者面談で、上司より中間評価を下げると言われました。
減点理由のひとつに「複数人よりFより暴言があった。以後気をつけて欲しい。」と言われました。暴言内容を教えて欲しいとお伝えしたが「個人が特定されるから」という理由で教えていただけませんでした。人事課に相談して再度面談を行いましたが、回答は評価期間外の内容でした。翌月に面談が行われましたが、暴言について虚偽の内容が含まれており、私は否定しましたが聞き入れていただけませんでした。また、課長から「これ以上質問しないように」と言われました。
<令和4年>
- 退職願にハラスメントと記載しないよう求められる。
退職のため人事課で退職願の手続きを行いました。指定の退職願は“自己都合”と記載されており、心身の不調を表現するのが難しいことから一部文章の変更をさせて欲しいと依頼しました。後日、担当者へ提出すると「事実か認められないため」という理由から受け取っていただけませんでした。私は「事実と認めることはあるのですか」と問合せると、理解をいただけました。人事課より退職願を作成する上での注意事項として「ハラスメントという文字は使用しないで欲しい。」と言われました。そのため、“就業環境の悪化による心身の不調”と記載してハラスメントを表現しました。
②-3【内容詳細】
内容の詳細(具体的な経過を書いた)
全て載せると文字数が長くなるので、一部分のみ記載。
タイトルにハラスメントと思われる内容。また、時系列で何が起こったのかを書き出しました。(ちょっと、だらだらしてしまったかも…。)
ベースの文章は、私は2021年に何度か相談窓口(労働雇用均等室、弁護士、家族、学内のハラスメント対策室)へ相談をしていて、その時に作成した文章や資料などです。
特に家族には、文書について色々なアドバイスをもらいました。感謝。
また、このときに証拠が必要(重要)になってくるので、在職中になるべく証拠を集めておいたほうが良いと思います。
例えば、メールや印刷物、音声の録音(ボイスレコーダー)、当時のメモや手帳の控え、その他当時を記録できるもの。
証拠やボイスレコーダーについては、ネットで情報もでていましたし、地元の労働雇用均等室でも色々と教えてもらうことができました。
7 自己評価を下げるように求められる。
2021/6/2:○○主査へ自己評価(自己点検票)を提出しました(67点)
○○主査よりメールで点数が高いのではと指摘を受けました。今年は目標も達成しており、問題ないと思い点数は変更しませんでした。【資料7-1】※点検票は手元に残っていませんでした。
6/17:XX総括から自己評価が未提出とメールが届きました。【資料7-2】
私は医事課の端末に接続できないため、評価を提出する時は、<私→○○主査→XX総括>の流れで提出していました。○○主査に確認すると、「忙しくて提出を忘れていた」との返事でした。
7/6:○○主査と中間評価の面談を行いました。
目標の結果についてはよくできているとのことでした。自己評価の点数が高すぎるのでもう少し低くすることを薦められました。自己評価をつける時にどのような時を想定しているか?との質問を受けたため、「@@@@内」と返答しました。
7/7:昨日の中間評価のこともあり、自己評価が高いと思い点数を修正して再提出しました。(67→65点)
その後、○○主査から再度点数について指摘のメールが届いたため「自分自身の評価の基準」が緩いと思い、再度評価を修正して再提出しました。(65→45点)【資料7-3】
8/13:中間評価の面談が行われて、評価が「契約更新不可の点数(40点以下)」まで下がりました。
8/16:ハラスメント対策室へ相談受付の予約をしました。【資料7-4】
・・・・・
②-4【音声書き起し】
そのまんま、ボイスレコーダーで録音した音声を書き起したもの。
ハロワに提出する時は音声データそのものではなく、書き起こして提出するとのこと。
正直、ちょっと面倒。Googleの書き起し機能をはじめて使ってみたけれど、なかなか上手に書き起せず、結局人力で書き起した。
最初、作っていてどこからどこまでの発言を書き起せばいいのかわからなくて、結構困ってた。書き起しは初めてだらけだけのことだったので、けっこうバタバタした。
特にハラスメント時の音声を何度も聞く必要があるので、メンタルへのダメージが結構くる。(私は体調がよくない人にはこの文字起しは薦められないです。ストレスが凄くかかるので症状がある人は悪化するのではと思う。)
・・・・・・
主査:「繰り返しますけど、これは結局要約としては間違ってないと思うんですけども。」
私:「その、安全についてのところもできれば入れていただきたいのですが。これだと、その、「お願いしたけどやってない、●●さんやりたくない言いました、おしまい。」みたいになるので、こちらとしてはちゃんとした理由があったので、それを、理由をお伝えしたんですけれども主査のほうから」
主査:「理由を伝えた上で、責任の話ではないから、誰がやっても一緒で。さらに、●●さんだけ経験がありますよ。マニュアル渡して誰かやってくださいよりも、自分は安全だと思いますって、その説明を踏まえたうえで、やりたくないと言われたんですから。結論としてはこういう形になると思うんですが。それを自分のところだけ補足して、私が細々補足したところは」
私:「あの、主査との会話の内容は簡単でいいので、その一文だけでも入れていただきたいんですけれども。」
主査:「いや、一文にはなりませんし、そんな**にはなりませんから。」(**、聞き取れず。)
私:「事前にこちらとしても理由を説明して、主査からこういうお返事があったっていうので。そこが、今回全部省かれていると、読む人によっては」
同僚:「じゃあ、ごめんなさい。●●氏よりやりたくないと回答があったの前に、サーバの停止したような不安定なシステムの再起動は行いたくないと回答があった。でいいですか?」
私:「いや、それも少し違うので、また訂正した文章をあのすみません、メールでお送りさせていただきます。」
②-5【証拠資料】
②-3【内容詳細】にも書いたのだけど、在職中の証拠集め。
退職してからだと証拠が集められない(-_-;) <でも、無理をしないのが一番だとは思う。
これも、ネットに色んな情報があるので気になる方は調べてみてください。
当時は「なんでこんなことしてんだろう」と思いながら、証拠集めてた時もあった気がする。
今まで、社会人になって色んな仕事してきたけどボイスレコーダー持っていく必要がある職場なんてなかったけどな・・・。(;´Д`)
ちなみに、ボイスレコーダーは冬のボーナスで買った(笑)けっこう綺麗に録れるので今後は講演会とかの録音用に使おうかな。平和利用★
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そんなこんな感じで、異議申立書を作成してハロワへ提出。
結果、申立ては認められませんでした。
ハロワの人に確認したら、職場に電話で事実確認を行ったとのことでしたが、「このような事実がありましたか?」と問い合わせて、「ありました。」って返事があることはそうないと思うんだけどな(;´∀`)
ボイスレコーダーで録音していても意味ないのでは?ってちょっとがっかり。
どんな事例なら、ハラスメントと認められるんだろうか…。ちょっと疑問だった。
結構頑張ったのに。
書き起しとかきつかったのに。
・・・(´;ω;`)
でも、色々終わったって気持ちもあった。
最後にハロワの職員さんとお話をしたときに色々と考えることがあって、それはなんか今も心に残ってる。
今回の職場で嫌がらせを受けた時から現在まで、本当に色々な人にお世話になりました。
委託元の担当者様、労働雇用均等室やハロワの担当者様、お茶に誘って私の話を丁寧に聞いてくれたKさん、退職前にお世話になったメンタルクリニックの先生、我儘ばかりかけてしまったけれどいつも心配してくれた家族、MT工場見学に誘ってくれたAさん・Oさん、囲碁関係の皆さん+歌詞ありがとう、理由もなく会いに行きたくなるH先生、素敵な書籍を教えてくれたいくつかのブログ記事(感謝!)、猫(暖房のみ)、おっさんと愉快な仲間たち(地元にいた初期のみ)…他にももっと色々な人にお世話になっているなと日々感じている。
本当にありがとうございました。